2021年度から2025年度までに修学支援室を利用した延べ学生数は5,314人に達した。2021年度は6月以降の集計で242人であったが、2022年度以降は利用者が大幅に増加し、2023年度には2,101人となった。2024年度および2025年度も年間1,000人を超える利用が続いている。

また、延べ利用者5,314人のうち、留学生は2,595人であり、全体の約49%を占めている。年度別に見ると、留学生の割合には一定の変動があるものの、各年度を通じて多くの留学生が継続的に利用している。異なる言語・文化・生活環境のもとで学ぶ留学生は、履修、授業、日本語、学生生活などについて、さまざまな不安や困難を抱える場合がある。修学支援室は、こうした留学生が身近に相談できる場を提供し、学修面および学生生活面における不安や課題の軽減を支える役割を果たしている。

      図1 修学支援室に訪問した学生数

修学支援室の利用目的は、教員との面談と、それ以外の目的に大別される。それ以外の利用には、自主学修、休憩、学生同士の交流、日常的な相談などが含まれている。したがって、修学支援室は学修上の課題に対応する相談窓口であるだけでなく、学生が安心して過ごし、学び、気軽に相談できる「居場所」としての役割も担っている。学生の多様なニーズに応じた柔軟な支援を提供している点は、修学支援室の重要な成果である。このことから、修学支援室は「学生に十分認知されていない組織」から「学生が日常的に利用する組織」へと転換し、学内に定着してきたと評価できる。

修学支援室では、学生一人ひとりの学修状況に応じた個別面談を実施し、学修上の課題の早期把握、履修や単位修得に関する助言、関係教職員との連携、面談後の継続的なフォローアップに取り組んでいる。

図2 一対一面談者数

図2に示すように、面談者数は、2021年度(6月以降)の98人から2025年度には325人となり、約3.3倍に増加した。2021年度から2025年度までの累計面談者数は1,117人に上る。特に、2023年度の203人、2024年度の271人、2025年度の325人と、直近3年間は継続して増加している。この推移から、個別面談が一時的な取組ではなく、学生の学修を支える仕組みとして着実に定着してきたことが分かる。

こうした面談機能の充実により、修学支援室の役割は、学生からの相談を待つ「相談窓口」から、支援を必要とする学生を早期に把握し、個別の状況に応じて働きかける「継続的個別支援機能」へと発展してきました。これは、本学の学生支援が受動的な対応から能動的な介入へと展開してきた成果の一つです。

 

91%の学生が、支援室の相談や学修支援で、悩みや問題が解決されたと肯定的に評価した。それは、修学支援室の支援は、学生が直面している問題・悩みの解決に役に立つと言える。

既に面談を受けた学生に「大学生活や修学に関する悩みや困りごとを相談するために、今後も修学支援室を利用したいと思いますか」という質問を尋ねたところ、98%の相談を受けた学生が、再度支援室を利用したいと回答した。それは、修学支援室から提供されてる学修・修学支援が有用性で、学生に認められると言える。